落ち着いて食べましょう。

思い込みって怖い。
イージーです、こんばんは。

今日は、お昼に先輩と２人で外に食べに行きました。
ご飯を食べ、２人ともデザートを注文する。
先輩は、「ドリンクと今日のデザートセット」
イージーは、「チョコパフェ単品」
ちなみに、「今日のデザート」は、「コーヒーゼリーパフェ」だった。
イージーは、パフェ型のコーヒーゼリーには苦い思い出があり、
パフェ型のコーヒーゼリーは食べない。（普通にコーヒーゼリーを出されれば食べる）

「こちら、ドリンクでございます」

ドリンクが先輩の前に出される。

「こちら、パフェでございます」

パフェがイージーの前に出される。
生クリームとアイスにチョコソースが掛かったパフェだった。
先輩もイージーも、何の疑いもなく、
これはイージーが注文した「チョコパフェ」だと思った。
何より、ドリンクセットのパフェならば、
ドリンクを手にした先輩の方へパフェは置かれるはず。
それをイージーの前へとわざわざ置いたのだから、
これはイージーが頼んだ「チョコパフェ」だ。

その後、何故イージーが、コーヒーゼリーが入ったパフェが苦手なのかと話しながら
食べていると、パフェの下の方から黒い塊が出てきた。
コーヒーゼリーだ。

「えー、このチョコパフェ、コーヒーゼリー入ってますよ！チョコパフェ選んだ意味がねぇ！」
「案外、セットのコーヒーゼリーパフェと大差ないかもねー」

でも喰う。
普通の人ならここいらで気づいてもいいのに、思い込みとは恐ろしい。
イージーは、このパフェを食べ続けた。

そして、しばらくしても、先輩のパフェが来ない。

「先輩の来ないですねー」
「呼んでみよっか」

ピンポーン　（テーブルの上にあるあのボタン）

店員さんが来る。

「あのー、セットのパフェがまだ来ないんですけど」
「え？こちらがセットのパフェですが？」

イージーがつついているパフェを指差す定員さん。

「ぶほぉ！」
「え…じゃぁ、単品で頼んだパフェがまだ来てないんですけど…」
「え？」

店員さん、忘れてた。

そして届くイージーのチョコパフェ。
しかし、イージーが食べてしまった先輩のコーヒーゼリーパフェは、
肝心のコーヒーゼリーがない。
何故ならイージーは、嫌いなものから食べて、好きなものを後に食べる主義だから。
机に並ぶ２つのただのパフェ （しかも片方は喰いかけ）。

「ご注文の品は、以上でお揃いでしょうかー？」

お揃いも何も…！
いや、確かに揃ってはいるけどサ。

そしてイージーの頼んだチョコパフェのソースは、何故かカフェモカの味がした。
更に、そのチョコパフェは、コーヒーゼリーパフェよりも、
チョコソースのかかりが甘かった。


そんな月曜の午後。