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easy な独り言

 日々、とけてながれゆく (毒と妄想にご注意!)

2025'09.06.Sat
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2009'10.12.Mon
今日は地味にテンションが下がりました。
こんばんは、イージーです。

今度は、観に行った映画のパンフレットが売り切れていました。
これは何かの呪いだろうか。


感想はつづきです。
※とんだネタバレなので、ご注意

+++++

安土城を作った大工さんたちの話です。
「戦国時代=アクション」というイメージで観た人からは、
結構ガッカリ感想が聞こえてくるのですが、
そもそも、大工さんの話ですからね。そこんとこヨロシク。
カンナとノミでハリウッド映画ばりのアクションで、天下統一を目指されても困る。
それだと、全国の宮大工が天下を目指して築城する話になる(あ、面白いかも)。

話の全容としては、宮大工が一致団結して、これまでにないデカイ城を建てる話。
トップの苦悩があったり、言うこと聞かない若衆がいたり、上から下から組織の軋轢。
何かを得るために誰かが犠牲になったり、仕事人間の父のために妻が頑張ったり、
それを最初は受け入れられない娘も、最後は父の背中を尊敬したり、
そして最終局面では皆で協力して、危機を乗り切り、
「やったぞー!うおー!棟梁ーー!!俺たちは仲間だー!」
という話。
ぶっちゃけた話、安土城ではなく、都庁でもいい。
黒部ダムでも、青函トンネルでも、瀬戸大橋でもいいです。

最後の方で、死んだと思っていた若造が突然再登場したり(ものすごい見せ場)、
出オチの吉本役者が配役されたり(ファンの方すまん)、
信長の側にいる宣教師の目がものすごい泳いでいたり、
それまで普通の(?)時代劇だったのが、
爆発!忍者がくるくるくるー!ぴょーん!信長様ー!あぶなぁーい!
あれ?カムイ外伝?なんてシーンが出たりで、
ものすごい引き潮感が味わえたりしました。
映画館で失笑しそうになったのは、久しぶりです。


そういえば作中で、西/田/敏/行(主人公)が、

「餅は餅屋」

って言ったのが、すごい気になりました。
え?あの時代から、そのことわざってあったんですか??
餅屋は、まぁ、あったかもしれないけど、
そのことわざって、なんか江戸時代っぽい匂いがするんですけど!
そんな時代から、「餅は餅屋」なんてことわざがあったのかーーー!?
と、ずっと気になっていた。
まぁ、時代考証はされているだろうから、まさか間違いってことはないんだろうけど、
誰か…歴史にお詳しい方…ことわざ、もしくは餅屋(?)に詳しい方…一報を!


で、話は築城したところで終わるのですが、ここで終わってくれて本当によかった。
ここまで多大な犠牲を払い城を立て、やったやった!という感動シーンの後に、
この3年後に燃えてなくなる。
という現実まで話に入れられていたら、全米が泣くところでした。
いや、史実では燃えちゃうんだけどね。
このモチーフになった宮大工さんなんて、
信長と一緒に本能寺の変で死んでいるとか言われてるんだけどね。

まぁ、ちょっと真面目に感想を言うと、
話の中では、主人公が、政権や情勢にとらわれずに
己の大工としての信念のまま突き進んじゃう時があるのだけど
(EX.信長の敵陣地に、「その一級品の檜をおくれ!」とお願いしに行ってしまう)、
結果としてはその趨勢に巻き込まれて、
身命を賭して作り上げた城もわずか3年でなくなってしまう。
そんなところは、ちょっと考えさせられた映画でした。

あ、西/田/敏/行の演技はさすがだな、と思いました。
そして、思ってたより、福/田/沙/紀の演技はアレでした。


ここまで書いておいてなんですが、映画としては悪くないと思います。
ただし、城好き、戦国好きが見るというよりは、プロジェクトX好きの方向けです。


以上!
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